東京国立博物館 国宝大神社展

今日は上野の国立博物館の“国宝大神社展”に行って参りました。


日本は、現存する世界最古の国家と言います。
その歴史に、日本人として誇りを感じることのできるような展覧会でした。
日本人の自然への敬意と、自然から触発された美の感覚…
胸が一杯になりました。


千秋楽の2日前ということで、大変な混雑でしたので、残念ながらじっくりと観ることはかないませんでした。
展示物の前に列を作り、見終えた展示物の前からなかなかどいてくれない方が多いのには、ほとほと閉口しました。


私は、展覧会では、必ず図録を求めます。
会場は暗くて、ガラスケースで近づけず、目を凝らしてもよく見えないことがしばしばありますが、図録で細かい部分がはっきりわかる物もありますし、逆に、やはり実物の方が断然良いと言うものもあります。
説明も、展覧会での展示物の説明と、図録のものとでは全く同じではないので、やはりどちらも欠かせません。




学生時代は、美術館、博物館、科学館など、本当によく足を運んだものでした。
結婚してからは、夫が全くそのようなことに興味のない人なので、自然と私も足が遠のいてしまいました。


幸い、娘は私と趣向が似ており、昨年娘が大学生になったのを機に、私もそれまで趣味の時間のほとんどを費やしていたテニスをきっぱりと辞めて、娘と一緒に展覧会巡りを再開することにしたのです。


昨年10月に行ったブリヂストン美術館の“ドビュッシー〜音楽と美術〜”を皮切りに、今回に至るまで15くらいの展覧会を堪能してきました。


やはり、国立の美術館、博物館が催す展覧会は素晴らしい。
展示物もゆったりと配置され、観覧する方々も馴れている方が多いと感じます。
文化村や森美術館は、狭いところに小さな絵が所狭しと展示され、観覧者が列を作りがちになったり、角に人が溜まりがちな展示の仕方です。
不要な展示物も多く、大変疲れます。


次はサントリー美術館の“「もののあはれ」と日本の美”に行く予定です。