台風の週末

台風が近づいています。
雨降りの前に、咲いているバラを泣きたい思いで切りましたが、こんな雨降りでも、蕾が開いています。
雨に打たれた姿も、胸をキュンとさせます。



雨の中のバラ達

フィリス・バイド(Phyllis Bide 1923 S.Bide&Sons,Ltd 英 クライミングポリアンサ)
一昨年、ご近所から挿し木で頂き、ガゼボの足元に地植えしたのですが、いかんせん、まだ苗が小さすぎて、環境に馴染むまで時間がかかってしまい、まだ、40cmほどの大きさです。本来なら、強健種ですので、もっとシュートも長く出て、1m以上は伸びていたかもしれません。やはり、地植えまでに、鉢である程度の大きさに育てた方が良かったようです。
ちなみに、お隣の方も同じ挿し木で、鉢で大きくしてから地植えにし、すでにうちの3倍くらいの株に仕立てていらっしゃいます。


マニュエル・キャノバス(Manuel Canovas 1995 Guillot 仏 ジェネロサシリーズ)
去年、京成バラ園の売り場で可愛らしい花を咲かせているのを見つけ、ビビビと来てしまいました。開きだしたころ、真ん中がねじっと巻いている様子は、ソフトクリームみたいでとても可愛いです。
私がその時見たのは、純白でしたが、春は薄いクリーム色ですね。それに、ねじねじもすぐ開いてしまいました。でも、こんなに可愛いです。


ニコール(Nicole 1985 Kordes 独 フロリバンダ)
去年、鉢増しを怠ってしまったにもかかわらず、少ない枝に、たくさん花を咲かせてくれました。この花の花もちの良いことと言ったら!いつまでも美しい姿を崩さずに、長〜く楽しませてくれます。ストロベリーアイスと似ていますが、こちらはコンパクト樹形です。
後ろの壁は、アンジェラ(Angela)



プチ・ピンク・スコッチ(Petite Pink Scotch 1949 ノースカロライナでBatchelorにより発見された)
極小輪の可愛らしいピンクの花を、株いっぱいに咲かせます。葉っぱも極小で可愛いです。
佐倉草ぶえの丘で、低くこんもりとした株に、花いっぱい咲かせている姿を見て、思わず買いました。我が家では、ゆるく傾斜した場所にグランドカバー的に植えてあります。
このバラは、アメリカ、ノースカロライナ州ウィルミントン近くのケープフィアーリバーのプランテーション内で発見されました。この地域は、イギリスやスコットランドからの移民が多く住んでいた場所でしたので、彼らが持ち込んだものかもしれません。彼らにちなんで、Batchelorが名前に“スコッチ”とつけたそうです。



レイチェル・ボウズ・ライアン(Rachel Bowes Lyon 1981 Harkness 英 モダンシュラブローズ)
一重のハッと目を引く、アプリコットオレンジは好き嫌いがあるかもしれません。そのためか、この辺りでは植えているお宅も見ないし、お店でも見当たりませんので、愛媛の相原バラ園より、ネットで購入しました。後ろはデュシェス・ド・モンテベロ


実物を見ずに苗を購入するのには抵抗がありましたが、相原バラ園が、趣味の園芸のバラの本にバラ苗業者として紹介されていたことや、愛媛と千葉の気候は似ているんじゃないかと思ったので、頼んでみました。北海道や長野にも有名なナーセリーがありますが、千葉とは気候が違いすぎて、苗をうまく環境に順応させてあげられるか、私の腕では心配でした。
相原バラ園のバラは、私は気に入って、他にもDr.EckenerやYoukisanなど購入しました。また、購入したいと思います。


ミミ・エデン(Mimi Eden 2000 Meilland 仏 フロリバンダ)
バラ図鑑で一目ぼれの、超可愛いばらです。メイヤンから小ちゃなピエールとして出されましたが、本当に花はピエール・ド・ロンサールのミニ版です。それが房咲きになり、花もちが良く、枝もしっかりまっすぐで、切り花にも最高です。
京成バラ園で4年前に購入して、2年くらいは、うどんこ病でいつも汚く、悩まされましたが、去年からうどんこが一切出なくなりました。苗が育って、力をつけてきたのだと思います。
うちでは、薬剤はほとんど使わず、ひたすら見回って、葉狩りで風通しを良くしたり、水で葉を丁寧に洗う、そして土づくりに励んでいます。お店で薬漬けだった子は、うちへ来て始めは、薬が切れて、病気になったり元気がなくなったりしますが、だんだんと、自分で生きる力を取り戻していきます。胸を打たれます。



グレイス(Grace 2001 David Austin 英)
今年3月に京成バラ園で購入しました。
シーズンに入り、花が次々に咲いています。花付きの良さ抜群です。蕾がどんどん上がってくるこのような品種は、散るのも早いです。スキャボロー・フェアーも。
私は、散った花びらが、地面に広がっているのを見るのも好きですが、お掃除が大変!と言う方もいます。



エブリン(Evelyn 1991 David Austin 英)
一昨年、京成バラ園で購入。
今年も、良い香りの大きな花をつけてくれています。雨で、とっても重たそうです。



レッド・メイディランド(Red Meidiland 1989 Meilland 仏 モダン・シュラブ)
ご近所のお宅から、5年前に挿し木で頂いたもの。当初は、ロックガーデンに枝垂れさせるように植えていましたが、一昨年、玄関前のラティスに誘引すべく、痛い思いをしながら移してきました。
素人仕事で、株が弱ってしまうかと思いきや、春になるとたくさん花を咲かせ、長〜いシュートを出して、冬には真っ赤な実もたくさんつけて、小鳥も喜んで食べました。



京成バラ園で衝動買いしたミニバラですが…名前を忘れました。みさきだったかしら…
鉢にあふれんばかりに、こんもりと茂り、花をいっぱいつけてくれます。この鉢にぴったり!雨で濡れて、かわいそうです。